
こんにちは、オンライン日本語教師をしているスイです!
オンライン日本語教師をしていても、キッズレッスンは大人に教えるのと全く違う感覚がありますよね。
私自身も最初は大人の生徒のみ募集していましたが、キッズレッスンを取り入れてから、教える幅がぐんと広がりました。
今回は、実際に私が行っている授業内容や流れを具体例を交えてご紹介します。
- キッズレッスンはどんなふうに進めたらいいの?
- 実際にどんな教材やアクティビティを使っているの?
- 要望される授業内容はどんな感じ?
- 授業の中で意識していることは?
結論:子どものペースに合わせることが大切!

子どものやる気や成長速度はそれぞれ違うので、ゆっくりと見守ってあげましょう!
キッズレッスンは、親が子どもに “何をさせたいか” 、”どのような目標を達成させたいか” を考えていることもあります。
そのような場合、親と子ども本人のやる気が同じではないことも多いです。
しかし、大切なのは子どもが日本語を学ぼうとする姿勢なので、無理に新しい文法を詰め込んだり大人と同じような授業をするのはおすすめしません。
子どものペースに合わせて、楽しんで積極的に授業を受けてもらうことが大切です!
キッズレッスンの流れ〈例〉

当然、子どもの年齢やレベルによって授業内容や進め方は異なります。
例えば、ひらがなをほぼ覚えていて、簡単な文法を学んでいる小学生の生徒には以下のような流れで授業を行っています。
①簡単なフリートーク(最近あった楽しいことや学校の話など)【5分】
② 前回の復習(カードを使ったひらがな・カタカナ、前回習った文法や単語の確認)【10分】
③ その日のメインテーマ(新しい文法や単語をイラストやカラフルな文字で説明し、実際に使う状況のロールプレイ)【20分】
④ クイズやミニゲーム(しりとりやマジカルバナナなど)【20分】
⑤ 今日の復習とフィードバック【5分】
その他の要望される授業内容


大人に教えるときと同様に、リクエストがある場合もあります!
“どのようなスキルを高めたいのか” 、”どのような雰囲気で進めていきたいのか” などのざっくりとしたイメージのみの場合、私が具体的な授業内容を提案することもあります。
〈実際に行っている授業内容例〉
簡単なテーマを決めたフリートーク(動物・好きな遊びなど)
紙芝居を使った読み合わせと単語確認
アニメや子ども向け番組の歌詞を一緒に読み解きながら練習
NHKこどもニュースの記事を読みながら意味を確認し、感想を言い合う
授業で意識していること【4選】

子どもが授業の時間が嫌いになることがないように、明るく楽しい雰囲気をつくることを心がけています!
①難しすぎない話題を選び、子どもが知っているテーマから広げる
②集中力が続かないことも多いので、時間ごとにアクティビティを変えて飽きさせない工夫をする
③カラフルな教材やイラストを使ったカードを活用する
④授業全体として親が隣にいない場合も、フィードバックの時間にはきてもらい、親の前でできたことを褒めてあげる
まとめ:「日本語=面白い•楽しい」という認識をつくろう!


キッズレッスンは、準備や対応が大変なこともありますが、子どもが笑顔で「またやりたい!」と言ってくれる瞬間は本当に嬉しいものです。
授業の流れをある程度決めておくことで、予想外の展開にも対応しやすくなります。
子どものスタイルやレベルに合った授業パターンを作り、楽しい日本語学習の時間を提供していきましょう!