【オンライン日本語教師】未経験でも授業できる!初回レッスンの流れを詳しく紹介

オンライン日本語教師

こんにちは、オンライン日本語教師をしているスイです!

オンライン日本語教師として授業をする時、誰もが緊張したことがあるのではないでしょうか。

特に未経験で始めたばかりの頃は、手探りで準備したり、上手く授業できなかったと落ち込むこともありますよね。

今回は、初回レッスンを成功させるための流れとコツを、以下のことを中心に詳しくご紹介します!

  • 授業前にすることと用意するもの
  • 初回授業の流れと必ずすべきこと
  • 生徒に「この先生と授業を続けていきたい」と思ってもらうためのコツ

初回授業までにすること

初回授業の予約はリピーターを増やすチャンスです!教師として慣れるまで新しい生徒さんと会うのは緊張するものですが、最大限備えましょう。

予約が入ったらすること

レッスンの予約が入ったら、まず生徒のプロフィールや学習ニーズを確認しましょう。

プラットフォームによっては、生徒の目標やレベル・話せる言語などが書かれています。

生徒からメッセージが来ていない場合は、自分から(英語と日本語で)メッセージを送ると良いでしょう。

このとき自己紹介と合わせて、レッスンの希望を聞いておくと事前準備ができます!

以下が私が実際に送っている文章のイメージです。

Hello student A, I’m Sui. Thank you for booking my class!
Feel free to ask me if you have any questions.
If you have any lesson requests, please let me know.
I look forward to meeting you on the 26th. Thank you.

はじめましてAさん、私の名前はスイです。
私のクラスを予約してくれてありがとうございます!
何か聞きたい方があれば、いつでもお待ちしています。
また、レッスンのリクエストがあればぜひ教えてくださいね。
26日にお会いするのを楽しみにしています。よろしくお願いします。

授業準備と用意するもの

メッセージでどんなことをしたいのか事前に送ってくれる生徒もいますが、そうでない場合、授業が始まってから生徒のリクエストに対応する必要があります。

また、生徒自身が会話中心の練習をしたいのか、文法を教えてほしいのか、曖昧なまま来ることもあります。

そう言った場合、その生徒のレベルや目的を聞いた上で、何をするのが最善なのか話し合うことが必要になります。

そのため、私はどんな授業スタイルにも対応できるよう、以下のものを準備をしています!

  • フリートーク用のトークテーマリスト
  • 電子版と紙の初級文法書(Genki、みんなの日本語など)
  • スライド・ひらがなサイト・辞書サイトをデスクトップに開いておく

初回授業の進め方

初回授業は特に、スムーズに進めることで生徒さんに教師として信頼してもらうことが重要です。事前に流れを確認してから臨みましょう。

レッスンの流れ(時間配分)

初回レッスンは25〜30分として、以下のような時間配分で進めるとスムーズです。

次回がある前提で話を進めることを意識して授業しましょう!

5分:軽い自己紹介・アイスブレイク

15分:目標や目標や目的に沿った授業スタイルの話し合い・模擬授業・レベル確認

5〜10分:復習・宿題の提案・次回からの授業スタイルの確認

必ず聞いておくこと

  • 日本語を学ぶ目的と目標
  • どんなスキルを伸ばしたいか(スピーキング、文法など)
  • 具体的な目標(JLPT合格、日本の企業就職、移住など)
  • 週の学習時間、授業を受ける頻度
  • 間違いの訂正はその場か、最後にまとめてしてほしいか

初回授業は、生徒が“今後の授業を通して何を得たいのか”を出来るだけ深く知る時間にしましょう。

初回はどうしても質問が多くなってしまうので、生徒が疲れないように雑談を混ぜながら進めることをおすすめします!

授業中にメモしておくこと

  • 生徒の情報(前述した聞いておくべきこと、国籍、仕事、話せる言語など)
  • トークテーマ・話題
  • 間違えた単語・言い回し
  • 生徒が言えなかった言葉、質問したこと

このメモは、今後の授業計画やフィードバックにも活用できます!

全てメモを取ろうと思うと会話に集中できませんし、生徒も緊張してしまいます。

重要な点だけ、簡単にメモを取るようにしましょう。

宿題を出す(必要に応じて)

自分で学習計画を立てていたり、時間がある時に趣味として日本語を学んでいる生徒もいます。

そういった生徒に宿題を強制してしまうと、授業が負担になってしまったり、日本語を学ぶこと自体が嫌になってしまう原因にもなり得ます。

「宿題は出してほしいですか?」と聞いた上で、以下のような提案をすると良いでしょう。

  • その日やった文法の復習
  • ひらがな・カタカナ・漢字の練習問題
  • 日本語で日記を書く
  • ポッドキャストやバラエティ番組の視聴
  • ニュースを読む

授業後にすること

授業後は、なるべく早く生徒へのフィードバックをまとめて送りましょう!

メモの整理とフィードバック送信

生徒が間違えたことや質問したことに関する説明・例文をまとめて送ります。

生徒によっては、単語帳に書き加えたり復習に使うので、少なくともその日のうちに送ることを意識すると良いでしょう!

〈実際に私が送っているフィードバックのイメージ〉

きょうはレッスンをうけてくれて、ありがとうございました!
ぶんぽうをがんばっていて、じぶんでミスにきづいていいなおしていたのがとてもよかったです。
きょうつかったフレーズをおくっておくので、ぜひふくしゅうしてみてくださいね。
じかいは、とうきょうかんこうでじっさいにつかえるフレーズをいっしょにまなびましょう!

look for 〜を探す(〜をさがす)
be living in 〜に住んでいる(〜にすんでいる)
tourist 観光客(かんこうきゃく)
airport 空港(くうこう)

このように、まずはその日のお礼と上手くできていたことを褒めることがとても大切です。

また、「次回のレッスンで〇〇の練習をしましょう!」など、次への自然な誘導をするのも戦略の一つです。

まとめ:生徒の「また受けたい!」を引き出そう!

生徒さんに楽しかったと思ってもらえることも大切ですが、「楽しかったけど、今回だけでいいかな…」と思われては意味がありませんよね。

授業をする度に新しいことを学べたり、日本語が上達していると思うことができれば、何ヶ月も何年も継続してもらうことができます。

それぞれの生徒のニーズや性格を理解し、信頼関係を築いていきましょう!

※以下の記事でリピーターを増やすコツを紹介していますので、ぜひ併せてご覧ください。

この記事を書いた人
sui

20代フリーランスのオンライン日本語教師。
YMSビザでイギリスに1年間滞在後、現在は世界中を旅しながらノマド生活中。訪問国は20ヵ国以上。
日本語教師に関する記事に加え、ワーホリ情報やノマド生活についての記事を掲載していきます。

suiをフォローする
オンライン日本語教師
suiをフォローする
タイトルとURLをコピーしました