
こんにちは、オンライン日本語教師をしているスイです!
オンライン日本語教師の中でも、初めは子ども対応NGにしていたということはよくありますよね。
しかし授業に慣れてきて、「キッズレッスンに挑戦したいけど、どんな感じなんだろう?」と気になっている方もいるではないでしょうか。
私自身も、最初は大人の生徒のみ募集していましたが、今では子どものレッスンも楽しくしています!
今回の記事では、体験談を混ぜながら以下のような疑問に答えていきます。
- どんな人がキッズレッスンに向いているの?
- 大人に教えるのと何が違って何が大変なの?
- 楽しく続けてもらうためにどんな工夫をすればいいの?
- 特別気をつけることや意識するべきことは?
結論:無理してキッズレッスン可にしなくても良い!


私がキッズレッスンを始めて感じたのは、「子どもに教えるのは、向き・不向きが分かれる」ということです。
私はもともと子供が好きなタイプなので、
「どうしたら楽しんでくれるかな?」「日本語を好きになってもらいたい!」と試行錯誤していくうちに、自然とやりがいを感じるようになりました。
とはいえ、準備や対応が大人とは全然違いますし、大人の生徒に授業するよりも疲れることが多いです。
「キッズレッスンOK」にするかどうかは、自分のスタイルとしっかり向き合って決めるのがおすすめです!
キッズレッスンに向いている人の特徴

以下のようなタイプの人は、特に向いていると言えるでしょう。
① モチベーションを上げるのが得意な人
子どもは「なぜ勉強しているのか」を理解していない場合も多いです。
楽しませる工夫をしたり、できたことを褒めたりして、子どものやる気を引き出すことが求められます。
② 気分の波に寛容でいられる人
子供は正直です。疲れていたり分からなくてイライラしたりすると、そのまま態度に出ます(笑)
その気持ちを汲み取り、広い心で受け止められる人は、安定したレッスンができます。
③ 優しくて安心感を与えられる人
初対面の大人とのレッスンに緊張している子も多いので、笑顔・リアクション・柔らかい雰囲気・丁寧な言葉遣いなどが特に大切になります。
④ 成長にやりがいを感じられる人
子どもは吸収が早いので、「先週できなかったことが今週できる」なんてこともあります。
その成長を自分のことのように喜べる人には、最高のフィールドです。
キッズレッスンで大変なこと(体験談あり)

やりがいがある一方で、「正直これは大変だな…」という瞬間もあります。ここでは、私が実際に経験したことも交えて紹介します。
① 親がやらせているだけで本人はやる気がないこともある
・質問しても「はい」「いいえ」のみ
・明らかに眠そう・疲れてそう
・積極性がなく、”やらされている感”がある
② 集中力が続かないことが多い
・10分で飽きてしまう
・気が散って立ち上がる、他のことを始める
・問題の途中に何回も休憩を求める
③ 親が隣にいることもあり、プレッシャーになる
・親がハイレベルな授業を求めすぎている
・自分も子どもも緊張感を感じてしまう
〈私の体験談〉
子どもに「今日は何をしていたんですか?」と聞いたところ、「何もしていません」と答え、お母さんが「何でもいいから答えなさい」と怒り、そのまま子どもが拗ねて席を立ってしまいました。
正直私としては、お母さんが口を出さなければ「家にいたんですね!何を食べましたか?」などと繋げることができたので、親がいることで授業が進みにくくなってしまうこともあります。
キッズレッスンで意識していること

楽しく日本語を学んでもらうために、以下のようなことを意識しています。
① 言葉遣いと話題選びに気をつける
若者言葉やスラングを使わないこと・綺麗で丁寧な言葉遣いにすることを心がけています。
また、難しい話題や子どもが知らないであろう話題を避け、動物・友だちのこと・アニメなど子どもが好きそうな話題にしています。
② 飽きさせない工夫をする
・動物や乗り物のイラスト
・カラフルな色を使ったスライド
・クイズ形式・簡単なゲーム・言葉遊び などを盛り込んでいます!
同じことを続けてやるのではなく、15分ごとにやることを変えるのも飽きさせないためにしている工夫の一つです。
③ 「楽しい=日本語が好き」と認識してもらう
子どもはこれから先、自分で日本語を積極的に学びたいかどうかが選べるようになります。
そんな時、日本語の授業を受けた記憶が楽しいものであればいいなと思っています。
そのために、
・学校ではできない体験をしてもらう
・明るい雰囲気で笑顔の多い時間にする
・できたことを一緒に喜び、褒める ということを意識しています!
まとめ:キッズレッスンが得意な教師は重宝される!


キッズレッスンは、大人と違って対応が難しい場面もあります。ですが、子どもOKにしている教師が少ない分、人気教師になれる可能性も高いです!
子どもの反応は正直だからこそ、授業していく中で成長を感じられたり積極的になっていくのを見ると、やりがいを強く感じることができます。
大人の生徒とは全く違う授業ができるので、日本語教師としても多くの経験を積むことができるでしょう!
※以下の記事でキッズレッスンの流れを詳しく紹介していますので、併せてご覧ください。