【体験談】オンライン日本語教師に英語力は必須?実際に感じた求められるレベル

こんにちは、オンライン日本語教師をしているスイです!

日本語教師に興味を持ち始めた人にとって、英語力に対する不安は少なからずあるのではないでしょうか。

実際、私も英語力が初級レベルの状態からスタートしたので、「英語で文法の説明をしなきゃいけなかったらどうしよう…」と心配していました。

今回の記事では、

  • 英語が話せないとオンライン日本語教師にはなれない?
  • どのくらいのレベルが必要なの?
  • 英語が話せない場合の対処法は?
  • 英語力を高めるメリットは?

このような疑問について、 実際に授業をして感じたことを元に解説していきます!

結論:英語力は“必須”ではない

前述した通り、私も英語力に自信がないままスタートしましたが、今まで授業にならないというケースはありませんでした!

なぜなら、本当に日本語初級者の生徒は、英語(もしくは自分の母国語)が得意な先生を選んで授業を取るからです。

また、ある程度日本語を話せる生徒の中には、なるべく日本語で会話をしたいという方が多いです。

基本的にどのプラットフォームにも英語レベルを記入できる欄があるので、初級レベルと記入しておけば、大きなハプニングは避けられるでしょう。

英語を使う場面とそのレベル感

とはいえ、英語力が全くの0の状態で始めるよりは、中学レベル(TOEIC600点〜)の単語や文法を理解してから始めることをおすすめします。

なぜなら、中級者以上の生徒でも日本語で単語が思い出せなかったり、何か伝えたい時に英語が先に出てきてしまう場面があるからです。

生徒A
生徒A

Oh sorry, could you said that again? 

生徒B
生徒B

”suggest “ って日本語で何でしたっけ? 

このような時に 中学レベルの単語や簡単な言い回しが理解できれば、スムーズに授業が進みます。

あくまで私の場合ですが、

▶︎生徒の半分は「日本語と英語ミックス」

▶︎もう半分は「基本的に日本語オンリー」 

という割合で英語を使っています!

英語が話せない場合の対処法は?

しかし、「中学レベルの英語力がないのであれば諦めましょう」というわけではありません!英語力がなくても、やり方次第で授業をすることは十分可能です。

①中級者以上へのフリートークのみ受けつける

ある程度日本語が話せる中級者以上の生徒を対象にすると、英語を使う機会はほぼゼロです。

生徒としてもお金を払って日本語を話しにきているので、何かわからないことがあっても日本語で説明してほしいのです。

特に未経験で始める方は、最初から文法を教えることは難しいと思うので、 フリートークに絞っても需要は十分あります!

②直接法で教える

まず言語を教える際には、直接法(学ぶ言語のみで教える)と間接法(媒介語を使って教える)があります。

直接法で教える場合は、以下のような工夫をするといいでしょう。

  • ジェスチャーやイラストを使って説明する
  • 例文をたくさん提示して意味を推測してもらう
  • ゆっくり繰り返したり、簡単な言葉に言い換える

しかし直接法は、初級者の生徒にとっては負担が大きいので、必ず生徒に確認しましょう!

②わからないことはすぐに調べる

単純な方法ですが、オンラインで授業をしている以上、私たちの側にも生徒の側にもスマホやPCがあります。

生徒の言っていることがわからないときは、 焦らず正直にその旨を告げ、調べれば良いのです。

わからないからと適当に流すよりはずっと信頼感が生まれますし、生徒も日本語を学びにきているのですから、「どうして英語が話せないんだ!」と怒ることはないでしょう。

英語力を高める3つのメリット

しかし、外国の方を相手に仕事する以上、世界共通語である英語が話せるほうが当然有利です。

①生徒から選ばれやすくなる

前述の通り、初級者の生徒は基本的に英語を話せる先生を選びます。

たとえ日本語がある程度話せる生徒であっても、ネイティブ相手に外国語を話すのは緊張しますし、不安もあるでしょう。

少しでも英語ができる先生であれば、安心して授業を受けることができるので、選ばれる確率は高くなります。前述の通り、初級者の生徒は基本的に英語を話せる先生を選びます。

②英会話レッスンを受けることで、フリートークの練習ができる

自分が生徒として英会話レッスンを受けることで、フリートークの練習ができるのです。

いいなと思ったトークテーマはメモしておけば授業で使えますし、流れも掴めます!

もちろん日本語だからこそのトークテーマもあるので、普段から考えておくといいでしょう。

③学習者の気持ちがわかる

自分が外国語を勉強していると、

あ、こういう時わからなくて焦るよね。

こういうこと確認してもらえたら助かるんだな。

と気づくことができます。

私たちは日本語を自然に見つけているので、私たちにとって当然のことが生徒にとってはそうでないこともあります。

そんな時、自分が外国語を学ぶ時にどんなことに苦労したかがわかっているだけで、生徒の気持ちに寄り添うことができます。

まとめ:英語力は“必須”ではないけれど、“武器になる”!

「英語力がなくても始められるけど、あると確実に強みになる」というのが、私の正直な考えです。

余裕がある方、自信を持って授業を始めたい方は、中学英語の復習をしておくといいでしょう。

その上で、日本語教師として経験を積みながら英語力を磨いていけば、授業の幅が確実に広がります。

英語を学んで損はないので、日本語教師としてどんどんレベルアップしていきましょう!

この記事を書いた人
sui

20代フリーランスのオンライン日本語教師
YMSビザでイギリスに1年間滞在後、現在は世界中を旅しながらノマド生活中。
日本語教師に関する記事に加え、ワーホリ情報やノマド生活についての記事を掲載していきます。

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