【オンライン日本語教師】フリートークで差別化を図るポイント!おすすめテーマも紹介

オンライン日本語教師

こんにちは、オンライン日本語教師をしているスイです!

オンライン授業でフリートークを希望する生徒は数多くいます。

しかし、初回の生徒さんに何を聞いていいのか困ってしまったり、逆にリピートの生徒さんと話すネタがなくなってしまったり、意外と難しいものです。

今回は、以下のポイントを中心にフリートークでの工夫やおすすめのテーマを紹介していきます。

  • フリートークで差別化するには?
  • フリートークでやりがちな失敗や注意点は?
  • レベル別のおすすめトークテーマは?

結論:フリートークこそ選ばれるチャンス!

フリートークの授業では何も準備をせず、なんとなく会話して終わるだけの日本語教師もいます。そんな話を生徒さんから聞くたびに、もったいないな…と思います。

会話するだけの授業であればどの先生でもいいので、値上げをした途端に生徒は離れてしまいますし、日本人の友達ができれば授業を受ける意味がなくなってしまいます。

フリートークの時間に変わった質問や自分にしかできない授業をすることで、

生徒A
生徒A

この先生と楽しく日本語のレベルを上げたい!

生徒B
生徒B

この先生の授業を受ければ、よりネイティブっぽい日本語を身につけられる気がする!

と思ってもらうことができます。

フリートークでできる工夫とは?

それでは、差別化を図るためにできる工夫とはどんなものでしょうか?実際に私がして好評だった授業をいくつか紹介します!

ニュースや記事を一緒に読んで議論する

日本で生活したり働くことを考えている生徒には、簡単な記事を用いた授業をするのもいいでしょう。

新しい単語があれば勉強になりますし、日本に関心がある学習者にとって、日本の時事ネタに対するネイティブの考えは興味深いものです。

SNSで話題の文章をネタにする

著作権侵害などに注意は必要ですが、SNSで話題になっている文章を切り取って、話し合うのもおすすめです。

ニュースや記事と違ってスラングやネット用語も含まれているので、自然な日本語を身につけたい生徒に好評です。

少し変わった角度の意見もあり、面白い授業ができます。

アニメのセリフを使って授業する

日本語を勉強するきっかけや目的が、アニメという生徒はとても多いです。

そんな生徒にとって、自分の好きなアニメのセリフで日本語の練習ができたら嬉しいと思いませんか?

セリフ内で使われている文法の解説をしてもいいですし、ロールプレイをして自然なイントネーションや口語表現の練習をするのもいいでしょう。

フリートークで気をつけること【5選】

逆にフリートークの授業では、以下のようなミスをしてしまうケースがよくあります。避けるべきポイントはしっかり意識して臨みましょう!

差別化を意識しすぎて目的がずれてしまう

フリートークを求めてる以上、生徒が上げたいのはスピーキングスキルやリスニングスキルです。

例えば、難しすぎる記事を使って授業をしようとすると、文章の意味や単語を理解するのに時間がかかってしまい、リーディングの時間になってしまいます。

あくまでも、”会話力を上げるための工夫をした授業をする” ということを頭に入れておきましょう!

②よくある質問をしすぎない

好きな食べ物は何ですか?

趣味は何ですか?

このようなほとんどの先生が聞く質問ばかりしていても、生徒の会話力は上がりません。

知っておくべきことを確認することは大切ですが、典型的な質問をしすぎないよう心がけるといいでしょう!

また、インタビューのように次々と質問を変えることは避けましょう。1つのテーマに対し、深掘りしていくことが大切です。

③何度も同じ質問をしない

過去に聞いた内容を何度も聞いてしまうと、「覚えてくれてないんだな…」という印象を与えてしまいます。

どんなトークテーマだったか、どんな記事を用いたか、など生徒ごとの簡単なメモを作っておくことをおすすめします。

④ テーマを提示するのは避ける

今日は“日本の教育制度”について話します!

このようにテーマをがっちり決めると、会話が不自然で堅苦しい雰囲気になりがちですし、生徒もプレッシャーを感じてしまいます。

フリートークを希望する生徒は、先生と自然に話したいという気持ちが強いです。

テーマは自然な流れで登場する形にすると良いでしょう。

⑤ 間違いを訂正するタイミングに気をつける

レッスンで間違った言い方をした時、“その場で指摘してほしい生徒”“遮られずに話したい生徒”がいます。

これはフリートークの授業をする上でとても重要なので、初回の授業で確認しておきましょう。

レベル別おすすめテーマ

「日本語教師を始めたばかりで、どんなことを話したらいいのか分からない…」という方向けにいくつかテーマを紹介していくので、是非参考にしてみて下さい!

【初心者向け】

  • 何か弾ける楽器はありますか?
  • 都会と田舎どっちが好きですか?
  • 子供の頃スポーツをしてましたか?
  • 得意な料理はありますか?
  • 挑戦したいことや目標はありますか?
  • 今楽しみにしていることは何ですか?

【中級者向け】

  • 日本人の性格や特徴に対するイメージはありますか?
  • 過去か未来に行けるならどちらを選びますか?
  • 自分の直したい性格や癖はありますか?
  • ルーティン型ですか?毎日変化を求めますか?
  • お金と時間はどちらが大切だと思いますか?
  • 旅行としてはいいけど、住みたくはない国はありますか?

【上級者向け】

  • 有名人が抱えるストレスや問題は何だと思いますか?
  • 自分の国に比べて日本が進んでいると思うこと、遅れていると思うことは何ですか?
  • SNSのメリットとデメリットは何だと思いますか?
  • 動物園を廃止するべきという意見についてどう思いますか?
  • 人生において大切にしてるマインドセットやマイルールはありますか?
  • 友達と親友の違いは何だと思いますか?

まとめ:生徒の立場になって考えることが大切

生徒にとって、リピートしたくなる授業とはどんなものでしょうか?私は、“毎回発見や学びのある楽しい授業”だと思います!

何度受けても新しい言い回しや考え方を知れたら、「まだまだ日本語を勉強したい!」と思ってもらえることでしょう。

そのためには、生徒の目標や課題、興味のあることなどを考慮し、その生徒に合った授業をすることが大切です。

笑顔や親しみやすさを忘れずに、楽しい授業をしていきましょう!

この記事を書いた人
sui

20代フリーランスのオンライン日本語教師
YMSビザでイギリスに1年間滞在後、現在は世界中を旅しながらノマド生活中。
日本語教師に関する記事に加え、ワーホリ情報やノマド生活についての記事を掲載していきます。

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